facebook

事業紹介Project

オリジナルを生み出す力 PROJECT 01

日本の香水を変える商品をつくる

欧米では、香水が化粧品全体の3~4割もの市場を占めている。一方、日本国内の化粧品市場約2兆円の中で、香水が占めるのはわずか2~3%に過ぎない。そうした状況にあってブランドをマネージメントするマーケティング部では、香水市場全体を育てていくために、“普段ほとんど香水を使わない”人たちの興味をひきつける仕掛けを考えていた。

2012年1月、サッカー日本代表、本田圭佑プロデュースによるオリジナル香水をつくろうという話が持ち上がった。本田選手の知名度の高さについては、自明の事実だ。さらに、2012年-2013年にブラジルW杯アジア最終予選をひかえて、本田選手への注目度はどんどん高まっていく。市場拡大の引き金を目指す商品企画として、これ以上ない条件が与えられた。

立ちはだかった壁と戦った

2012年4月に始まったプロジェクトは、本田選手がロシアのチームに所属(当時)していたことなど、物理的な制約と戦う必要があった。香りの候補となるサンプルを送って評価してもらったが、直接会って話すことができない本田選手の意向を図り切れず、30種類以上を試してもOKが出なかった。それでも 2012年の年末になって、やっと本田選手と話す機会を持つことができ、光が見えてきた。本人の口から、自分の香水に描くイメージを直接うかがい、それを元に作り直し、ようやく香りが完成した。2013年6月の発売開始予定から逆算してぎりぎりのタイミングだった。

香りが決定すると、営業部門の動きが活発になった。サンプルと説明資料を持って取引先をまわると、反応は上々。取引先の“これ売れるよ、初回何本つくるの?”という嬉しい声に、商品企画担当者もこれまでの不安や苦労が吹き飛んだという。

同時にPR活動も本格化した。日本代表がW杯本選出場をかけた試合の開催日に照準を合わせて、「効果を最大化するプロモーションプラン」が練られていった。当日、スタジアムの最寄り駅で駅張りポスター、サッカー専門紙とタイアップしたサンプリングイベントを展開し多くの話題をさらうこととなる。

プロ中のプロのチームワークが発揮された

香りが決定してから、4~5ヶ月での発売開始は、ゼロからの商品企画としては異例の短さだ。この困難な商品開発を可能にしたものは、歴戦のメンバーたち自らが誇る「プロによるチームワーク」だ。

FITSのプロ中のプロが、与えられた時間の中を、あうんの呼吸でスピーディーに仕事は進められる。プロジェクトは、一人の力がチームとして機能して、はじめて成果となる。商品企画、宣伝、PR、営業が緊密に連携しなければ、お客様に商品を届けることはできない。また工場や資材のサプライヤー、デザイナーがいなくては、商品をつくることはできないのだ。

その強く固い意志と人をひきつけるプレースタイルから、『ロードダイアモンド バイ ケイスケ ホンダ』と名付けられた本田圭佑の香水第1弾は、売上げNo.1になるなど、期待通りのヒットを記録。その後、同じメンバーを中心として第二弾、第三弾とロードダイアモンドを進化させ続けている。