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事業紹介Project

マーケットを切り拓く力 PROJECT 04

米国のトレンドと日本の市場をマッチング

「女子高校生10人のうち8人がバックに入れている」というFITSのヒット商品がある。カラフルなボトルやバラエティ豊かな香りを気分やシーンに合わせて楽しむことができるボディミスト「ボディファンタジー」である。そもそもボディミストという商品カテゴリーは、FITSがボディファンタジーを展開する前まで日本では現在ほど定着していなかった。

FITSとボディファンタジーの出会いは、2010年に遡る。当時のマーケティング担当者が海外の展示会へ足を運ぶ中で、米国の女の子たちにボディミストが広がっているのを感じていた。ちょうどその頃、日本の女の子たちの間では西海岸のファッションが大人気。そこで、マーケティング担当者は、ボディミストを日本で流行らせることも可能だろうと考えた。これが、日本にボディミスト市場が生まれる端緒となった。

前例のない仕事を進める困難を乗り越えて

FITSとしてボディミストを手掛けることが正式に決定すると、オリジナルブランドで展開するか、輸入ブランドで展開するかなど、ビジネスの方向性が検討された。様々な可能性を探る中で、米国ボディミスト市場で高いシェアを占めていた「ボディファンタジー」のメーカーとコンタクト。FITSが日本での総代理店を引き受けることになった。

ボディミストという、まったく新しい商品カテゴリーの導入は、多くの困難を伴った。例えば、日本でのビジネスプラン(販売やプローモーション活動の計画)では、参考にできる過去データがないため手さぐり状態であった。一方、営業活動においても、ボディミストを知らない相手に、その魅力を説明するのは容易ではなかった。あわせて「米国でヒットしても、日本ではわからない。少し他社の様子を見てからでもいいのでは」という横並び意識も打破していかなくてはいけならなかった。そうした中で営業担当者たちは、取引先の心を動かすためには“これは面白い、きっと流行る”と感じてもらい、“いっしょにムーブメントをつくろう”という気持ちになってもらうしかないと考えた。そこで、見たことないような販促物で店頭をもりあげる作戦に打って出る。「ボディファンタジー」の本質的な魅力である「気軽に持ち歩ける」「カラフルなボトル」「いろいろ香りがある」といったポイントを伝えるために、駄菓子屋のキャンディーボックスにみたてた専用ディスペンサーを提供したのだ。

FITSの商品名を一般名詞として浸透させるために

発売から2017年で「ボディファンタジー」は累計出荷本数2,800万本を突破し、日本の女子高生たちのマストアイテムとなった。そして、メンズ向けの商品やハンド&ネイルクリーム、ボディローションなども登場し、その世界は大きく広がっていった。

常に「ボディミスト市場でNo.1」であるために「ボディファンタジー」は、人気キャラクターやスイーツブランドなど、コラボ商品という新鮮でワクワクするような話題を発信し続けようとしている。
将来へ向けて目指す姿は、「ボディファンタジー」が商品名でなく、ボディミストそのものを表す一般名詞として広く浸透しているような圧倒的なブランドポジションを獲得することだ。